Tuesday, January 29, 2013



1月26日、積雪70センチ。街じゅうに白い花が咲いた。

Saturday, January 26, 2013

カスカ~カナダ・ユーコンの森の狩猟民

北方民族博物館(網走)で27日まで開催中の、カナダの狩猟民「カスカ」の暮らしを紹介する写真展
「カスカ~カナダ・ユーコンの森の狩猟民」に行ってきました。

カスカ写真展の撮影者は、仙台在住の山口未花子さん(左)。
カスカは、植物がほとんど育たない地に暮らすため、
ビーバーやヘラジカなどを狩猟し、主食としているそうです。
山口さんは現地でカスカの古老から狩猟や動物の知識を学び、
伝統的な工芸品づくりにも取り組んでらっしゃるそうで、
このとき手にはめていたヘラジカのミトンがとても可愛かった!

ヘラジカ皮でつくったミトン。伝統的なビーズ刺繍が施されている。
皮は、柔らかくするために、なんとヘラジカの「脳みそ」を溶かした
水に浸しておいてから絞って煙でいぶす(乾かす?)そうです。
1頭分の皮につき、1頭分の脳みそが適量だとか。ひー。




▽ヘラジカ猟についての覚え書き
川沿いでのヘラジカ猟=「ヘラジカが撃たれるのを待っている」という考え。
カスカの人々にとって狩猟とは、動物との魂の交流でもある。
動物へ尊敬の念を示した結果、彼らからの「贈り物」として肉や皮を得られる。
この「動物への尊敬の示し方」が、とても興味深くて。
←ひとつの例として。
解体の最後、ヘラジカの気管を木の枝に吊るしています。
動物の魂が宿ると考えられている気管や、足の骨を
森の中に残すことが、次の猟でも動物と出会うことを
確実にするための儀礼…。

超でかいなあ、ヘラジカ。エゾシカとはくらべものにならない。


ヘラジカを解体するおじさん。と、それを見守る犬くん。


カスカのおばあちゃん。

ちなみに、ヘラジカ肉は「チョットくせがあって、馬肉ぽい」そう。

北方民俗博物館は、日本で唯一北方民族の文化を専門に紹介する博物館で、アイヌ民族はもちろん、
フィンランドのサーミ族やロシアのウィルタ族など、北国に生きる少数民族の歴史文化から
ファッションまでを網羅した、何度行ってもいろんな発見ができるスポットなのです。
わたしが北国の防寒ファッションを異常に好きなせいかもしれません。カワイイ!



Tuesday, January 22, 2013

2012年の記録③ Oketo Contemporary Art【Ⅱ】


置戸町の旧秋田小で開かれた現代美術展「置戸コンテンポラリーアート」(2012.8/3~12)リポートの続きです。
(→第一回はこちら
もっとも心惹かれたのは刺繍アーティスト・近藤アキ氏の作品です。
これね、遠目には透明な板にペイントしてあるのかと思いきや、ものすごく細かい網目に
 ひと針ひと針、糸やスパンコールを刺してあるという根気の作業。
照明の効果で、影ごと作品になっていて古い校舎を幻想的に彩っておりました。

 ↓続きはこちらをクリック(写真が多いのでたたみます)

Thursday, January 17, 2013



流氷が接岸した。気温は氷点下20度を超えた。ほんとうの冬が始まるのだ。

Wednesday, January 16, 2013

2012年の記録② Oketo Contemporary Art【Ⅰ】




置戸町の旧秋田小を会場にした現代美術展「置戸コンテンポラリーアート」
(2012.8/3~12)に足を運んだ。
道内外の美術家25人。古いりんごの木箱を積み重ねた巨大なオブジェ、
牧草ロールをアートに見立てた作品、写真などの作品が体育館や教室、
廊下などを彩り、見事にギャラリーに変身していた。
09年3月に閉校して以来、かねてから空き教室を使って地域のひとびとが、
さまざまな活動に使用しているそうで、木工作家の工房や、
「筋トレ倶楽部」と称してトレーニング機器でいっぱいの教室もある。
一見、現代アートとは無縁のおじいさん・おばさん方が受け付けを担当してたりして…
ゆるい空気が心地いい。

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Wednesday, January 9, 2013

敬愛する彫刻家、rei nibeの土鈴。


小樽市出身のrei nibeは、美術教師だった20代のころ、
近代彫刻の三大巨匠ロダン・ブールデル・マイヨールの作品に感銘を受け、彫刻家として創作活動を開始。
札幌や洞爺湖、サハリンなど道内外で大作のブロンズ彫刻を手がけてきた。
原始的な自然風景にひかれ、raiunに根をおろして9年目。
妻で詩人のami kurataniと工房「オンネヌプリ」(アイヌ語で「老いた偉大な山」の意味)を構える。
最近は、動物をモチーフにした木やテラコッタ(素焼き粘土)などの素朴な作品が多い。
山のようにどっしりと、あたたかく。ユーモラスに。

  • 彫刻家二部黎さんの庭(季刊誌KAI Staff blog ぎょうかん・もじかん)
  • 露口啓二 Tsuyuguti Room(nibe reiが、好きだと言っていた写真家。典型的な観光スポットではなく土地のあるがままの「顔」と「歴史」を感じさせる風景を撮るひとだと思う)

Monday, January 7, 2013

2012年の記録① 5月の知床観光船

数回にわけて、昨年撮影したいろいろなものを紹介します。

毎年のことですが、知床観光船おーろらに乗りました。
ウトロ港と硫黄山までの海路を往復する90分間のクルーズです。
レトロな内装といい、何年も更新されていないんだろうな~…と推測される
ゆったりとしたアナウンス(録音)といい、気分は昭和へと誘われます。
ちなみにこの船。冬になると、網走で流氷砕氷船として活躍します。

10分もすると、断崖絶壁・奇岩だらけのゾーンに突入する。むきだしの自然。

知床連山と断崖のダイナミック・コラボ。


波に削られて洞窟がいくつも。インディ・ジョーンズ感。

昭和レトロな船内。「コーヒーショップ」の佇まいが味わい深い。熟年多めの客層。
有料のスペシャルシートらしい。古風なデラックス感が観光船にふさわしい。

午後4時台の便に乗ると、最後にはこんな素晴らしいサンセット・クルーズ。

知床観光に来る人にいつも言うこと。「陸からも海からも見てほしい」。
陸からじゃあ、いまいちダイナミックさが伝わらない。海から見て初めて「あ、ここ半島なんだなあ」って、あらためて。

Friday, January 4, 2013

A Happy new year 2013

あけましておめでとうございます。
今年の年賀状は流氷ウォーク。(どこかで見たことがあるのは気のせいでしょう)