Saturday, April 30, 2011

春の味覚


子どものころは嫌いだった味。この複雑な旨味、苦味は確かに子どもには理解しがたい。


春のお楽しみ。茹でて炒めて、砂糖みりん味噌を加えて練ると「ふきのとう味噌」のできあがり。
あまにがい。焼きおにぎりに、冷奴に、おでんに、天ぷらに。

Monday, April 11, 2011

雪の回廊


冬期間通行止め中の知床横断道路を走る特別便「雪壁バス」に乗ってきましたよ。
知床半島を横切る大動脈で、暫定日本一開通期間が短い国道。
積雪量がハンパではないので、毎年11月~4月末ごろまで閉鎖されてしまうのです。
雪壁バスは、除雪見学を観光ツアーにしてしまおう!という狙いで去年から実施されてます。
通行止めのゲートを抜け、雪の回廊ウネウネ道をのぼっていくのは、かなりのお得感です。フフフ


ロータリー車のお通りだ、ヤアヤアヤア。ダイナミックな排雪はエレクトリカル・パレードのごとし。
今年の雪壁の高さは3~4mくらいとのこと。例年より低めではありますが、非日常感たっぷり。


↑ こういうことしたくなる気持ちも、わかる。


↑ 何かを見つけた人たち。   「あっ、穴あいてる」


ふと見上げると、道路から50mほども上の斜面に動く人影が…


この方々、道路脇からせり出した雪壁「雪庇(せっぴ)」を削るべく、命綱をつけて挑む精鋭たちなのです…!
断崖絶壁のごとき斜面で、足場を確保しながらスコップで雪を落としていく決死の作業。
これは大変ですよ。


横断道路の中腹、標高738mの知床峠から望む羅臼岳(知床でいちばん高い山)。かき氷みたい。
危険を顧みず、このへんスノーボードで挑む猛者もいるようで。


はるかかなたは、北方領土の国後島。
地図上では30キロほどしか離れていないけれど、外国(ロシア)であることには間違いない。

このときのツアー参加者は10人くらい。
知床も、東日本大震災の影響で少なからず観光入り込みの打撃があるようです。

知床雪壁バス

BOOK MARK

「回廊」についてイメージ検索してみたら、ワクワク感がすごい。こ、これは…。
思い返せば、渡り廊下や細い路地も大好物なのでした。
熊本県日奈久温泉の「路地裏ツーリズム」なんて、楽しめそう。
視点を変えれば、日常が観光になる。物語性があるのがイイ。

タモリは坂道、みうらじゅんは崖のマニアなら…
ほぼ日刊イトイ新聞「Y字路談義」
 Y字路マニアの横尾忠則さん、タモさんに加えイトイさんの鼎談。
谷口ジロー「散歩もの」
 無駄に散歩好きの男性が、ただただ東京都内を散歩をするだけのオムニバス漫画。ですが、
 ささいな出会いや気付きを、これほどワクワク感をもって描いた漫画はなかなかないと思います。